2005年4月4日

ユーレカ・サウンドの海氷上を歩き、南下しているが、山々に特徴がある。 ノコギリの羽のように鋭く、ギザギザに削り取られた岩山なのである。 しかも波打っていて、その部分だけが、黒褐色で、他は雪がかぶり、 真っ白で、そのコントラストが見事に美しく、際立って見える。 太古の昔、氷河で削り取られたのではなかろうか。 まるで、人工的に作り出した、デコボコの波状の岩波に唖然としてしまう。 ロシア人の山男ステパンも初めてみる岩山だ、といって感嘆している。

ユーレカ・サウンドの岩山

「こうした地形は、アレート(フランス語。英語ではナイフリッジ)あるいは、鋸歯状山稜と呼ばれます。 谷の両側から、氷河の切り合いによってできます。 日本でも槍ヶ岳の北鎌尾根など、いくつかのアレート地形があります。」

藤井理行 教授
国立極地研究所

大場満郎    


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