2005年4月6日

気温

今回の旅で最も気温が下がったのが、−48℃で、ワード・ハント島周辺であった。 今は、−28℃から−35℃程と一定している。−48℃になると、テント内に入り、寝袋に包まっていても針糸の隙間から寒さが進入してくるような感じで、素手でいるのは難しい。 だが、翌日、−30℃になると、とても暖かく感じる。−25℃前後が数日間続き、次に−30℃になると、今度は寒く感じてしまう。 人間の体は寒暖の差を調整するサーモスタット(温度自動調節器)の役目をする機能が備わっているようである。

ユーレカ・サウンドをゆく大場

乱氷

海が凍るとき、荒れた日には、海氷が割れ、互いに氷を押し合って海氷がテトラポッド(護岸用コンクリートブロック)のように隆起し重なる。 これが乱氷というのだが、ここユーレカ・サウンドは海が穏やかなようで、海氷はまっ平らだ。 だが、岸辺近くには、押し寄せる波で乱氷帯ができている。高さが5m以上のものもある。 このような乱氷の中で北極グマは小グマを生み育てている。 だから、乱氷にあまり近寄らず、遠く回り込む形で、通らせていただいている。

大場満郎    


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