大場満郎隊員の日誌

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2008年5月24日

地図上では、昨日は湖を通ることになっていた。川原から湖に入るのだが、いつまでたっても湖に入らない。あとで気づいたことだが、今通ってきたところが湖だった。ここは全く雪が無く、川にも湖にも氷は張っておらず、薄氷のところは解け、水溜りになっていた。小石や石ではなく、土や泥のようなドロドロとしたもので、その上を、氷の張っているところまで、約100m以上ソリを引っぱって来る。

ソリのランナーは丈夫なので大丈夫なのだが、靴やソリ、スキーなどが泥で汚れて真っ黒になってしまう。まさか雪が全く無いところだとは思っていなかったので、正直、泣きたくなる心境だった。

土岐隊員にイリジウムの衛星電話で相談すると、「近くの高い山に登れ、そうすれば雪や氷の張っているところが良く見える」と、アドバイスをくれた。早速山に登ってみると、広い湖の中の、氷の張っているところ、雪の残っているところが見える。途中で雪や氷が切れてしまっている所もあるが、その時はまた、小石の上や泥の上を、地ゾリのように引っ張っていった。場所によって雪のある所ない所様々で、特に川原は風の通り道のようになっており、雪が消えてしまうのも早くなる。

雪が覆う真っ白な山から川を下ってきて、急に目の前が全く雪のない川原が、ずっと見渡す限り数十キロに渡って続いていたので、力が抜けていく思いだった。冷静に的確なアドバイスをくださった土岐隊員に感謝している。

大場 満郎

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