2004年4月3日

今日は昼に時間があったので、紫外線の調査を行いました。 今回の縦断において、私が担当するのは、環境調査です。 大まかに説明すると3つの調査を行う予定です。

  1. 紫外線調査
  2. グリーンランドの汚染状況調査
  3. 黄砂がグリーンランドに与える影響調査
順次、日記の中で紹介していきますので、楽しみにしていてください。


まず紫外線調査について

ご存知のように、人間が作り出したフロンなどの化学物質によって、オゾン層が破壊されていることが重大な環境問題となっています。 紫外線が強くなると、シミ、シワなどの皮膚の老化が起こるだけでなく、皮膚癌や白内障などの病気も引き起こします。 今回の紫外線調査は、立教大学の宗像先生にご指導いただき調査を行っています。 枯草菌(こそうきん)という菌を塗りつけたスライドを使って調査します。


枯草菌を塗りつけたスライドを太陽光にさらしているところ。
太陽からの直接光と雪面からの反射光の紫外線の強さを測定。

枯草菌は納豆菌の仲間で、土壌に住んでいる細菌です。別に怪しい菌ではありません。 このスライドを15分ほど太陽光に当て、紫外線によって死滅した枯草菌の割合から紫外線の強さを測定します。

今回は太陽からの直接の光と雪面からの反射してくる光の2種類を調査しています。 ナルサスアックは雪面からの反射光がとても強く、まぶしくて目が開けていられない状況です。 人体への紫外線の影響を考える場合、グリーンランドでは(日本と違い)、雪面からの反射光の影響がかなりあるように感じます。

    


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