2004年4月29日
天気:晴れ
気温:-8.5℃(5:12am)
風向:南東
風速:2m/s
気圧:797hPa

今日は旅が始まって以来、初の休日。日本もゴールデンウィークに入ったということで、 我々も少し休むことにしたのだ。 また、もうすぐ補給を受けるため、足りないもののチェックや装備の点検を行った。 ソーラーパネルを広げ、一日中充電したため、パソコン、デジカメ、デジタルビデオ、 衛星携帯電話等すべてに充電することが出来た。 ソーラーパネルの調子はよく、どんどん充電してくれました。

黄砂

今日は時間もあるので、少し黄砂のことについてお話します。
黄砂はご存知の方も多いと思いますが、中国の砂漠からはるばる運ばれてきます。 主な発生源はゴビ砂漠、黄土高原、タクラマカン砂漠だと言われています。 日本には主に春の時期(3月〜5月)の時期に飛んできます。 この時期に、雨が降った後などに車が汚く汚れているのは黄砂のせいです。 黄砂は、中国はもちろんのこと、韓国、日本、ハワイ、 アラスカ、そしてグリーンランドまで運ばれてきています。


降雪をサンプリング中。

黄砂はなかなか面白いやつです。
例えば、黄砂は、 マグネシウムなどの無機養分を含んでいるため、太平洋などの海に落ちると、 植物プランクトンの養分になり、海を豊かにしてくれたり、 雲を作る土台になったり、酸性雨を中和したりします。

この様に黄砂は環境に色々な影響を与える物質として注目されています。 しかしまだまだ分かっていないことが多く、これからの研究が注目されています。 今回は、黄砂がグリーンランの大気に与える影響を、 大気サンプリングや降雪サンプリングを通して調査します。

    


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