2004年5月30日

裸氷帯

今日は裸氷帯の斜面をスキーセーリングで下っている。 蒼氷のガリガリのかたい斜面が数kmに渡って続いている。 所々に雪が吹き溜まり、ここで一時停止して休んだり、次の進むべき方向を決めながら下ってくる。 蒼氷の上を、ソリをひきながらスキーセーリングしたらものすごいスピードが出て、危険である。


遠目から見たクレバス。
いくつものクレバスが線状になって伸びている(ゴール後撮影)。

なんと、蒼氷のいたるところはクレバスで開いており、2mから3mの幅のクレバスが雪に覆われているところもあり、冷や汗をかく。 厚さ3m以上もある氷であり、底なしの深さのクレバスあろう。この裸氷帯は氷河の始まる先まで60kmも続く。 大きな山なのであり、すり鉢の底に下りていくような感覚で、恐ろしくなってくる。 ナイフの先で突き、氷を砕き、pH計で測ったら、値は5.99であった。


幅10cmほどの小さなクレバス(ゴール後撮影)。


山が氷の下から現れる

裸氷帯を下っていくと氷の地平線から山々が現れてくるのが不思議な感覚である。 2,000m級の高い氷床から下ってくると海岸近くの山の頂(いただき)は、始めは低いので目に見えない。 これが少しずつ氷の下から湧くように姿を現してくる。まるで孫悟空になったようなもので、雲から下りてくるようなものである。 なんととてつもなく大きな氷の大陸ができたものかと、不思議である。

    


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